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池田多賀子さん荻原涼子さん引っ込み思案の子にもたくさんの刺激をもらっています﹁ただいま﹂といえる場所なんだと思います家では揃えてあげられない廃材や素材がいっぱいあって、例えば、ボコボコしたプラスチックとか、そうそういうモノから着想が引き出される環境がハブラボにはあると思います。運動などで発散できる子もいると思うんですけど、息子はモノを作ることで、自分の空想の中でのめり込んで発散するタイプなので、「モノづくり」に触れる機会を与えてやりたいと思って参加させてもらっています。 先生がコロコロ変わらないので、シャイな子でも、半歩づつではあるけど、歩み寄っている気がします。いろんなお子さんが来られる場所だから、人がやっている姿を見て、あれをやってみたかったという課題を持って帰ってくる事があります。「すごい大きな木な人々に触れて刺激をもらえる機会になっているようです。のものを作っているお兄ちゃんがいた。次は僕もあれをつくってみたい」となるのも、異年齢のお子さんがいらっしゃる場所の良さだと思います。最初、緊張はするんですけどね。いろんもう15回くらいきていると思います。家にない道具や素材で、自分で作りたいものをとにかくワイワイ作れる事を楽しんでいるようです。私は2回目くらいから、「どっか行ってて」と言われるようになったので、ハブラボへ送ってから、街でお買い物して、もうすぐ終わるかなというタイミングで迎えにきます。私がいない方がのびのびできるんでしょうね。家ではその日にあった事、友たちの作っていたものなど、楽しそうに話してくれます。そして、すかさず「次いつ?」と。 先生はみんなやさしくて、申し訳ないくらいフレンドリーに接してもらっています。「ただいま」という感じで本人はいるんだと思います。あそこに行けば、味方になってくれる人や仲間がいて、自分のやりたい事ができるみたいな感じ。 実は、来月他県に引越しをするんです。今日が最後の参加。でも本人は、「どうにかして来れないか」って。そのぐらい、この場所を気に入っているようです。引っ越し先の近くにも、こんな場所があればいいんですけどね。23

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