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私は小学校の時、友たちが自閉症で、いつもと環境が違うので卒業式に参加ができないという事をとても残念に感じたことがあって、その経験から将来は特別支援教育に関わる仕事がしたいと、現在、岡山大学で学んでいます。ハブラボのスタッフさんはアートに精通している方が多いので、子どもたちのあれがしたい、これがしたいという気持ちをぱっと行動に移せていて、すごく尊敬します。一番大事だなと思ったのは、アートが上手い下手ではなく自分の気持ちをどれだけ表現できているか。教育の場でも制限に囚われず、アートの時間だけは自分の気持ちを表現できる場にできたらと思います。大学で学んできた支援方法は、例えば子どもを観察してから、その子に合わせた支援方法を行うPDCAという繰り返しの方法なんですけど、ハブラボの現場では初めて会う子どもなので、一瞬でその子の特徴を知って対応をするのがすごく難しいと感じました。私が大学に入学して初めて参加したボランティアがハブラボで、今回で4回目ですが、障がいの方と関わる良い機会だったと思っています。ハブラボでは、障がいの方とも様々な個性を持った子どもたちとも関わることができます。ここで過ごしていたら、笑うきっかけがものすごく多く、サークルの後輩にも、ここでプラスの気持ちを育んでほしいです。ハブラボの方はとても明るいので将来、教育の現場で、参考にしたいと思います。ここがこんなに心地いい雰囲気なのは深谷さんたちスタッフが、ハンティキャップを持っている方を理解しているからだと思います。安心感や居心地のよい場所にしていく為の関係性づくりや関わり方をこれからも勉強できたらと思っています。その人を理解すること︑個性を生かす現場をハブラボで全身で学んだ︒ハブラボの力強い助っ人は岡山大学の学生さん。ボランティアクラブ「茜」から毎回、2名が参加。これから社会を作っていく彼らがここに来ることで、ハンディキャップを持った人たちに対しての視線が変わり、その経験がより良い社会の実現につながっていくと期待しています。社会参加したいという意欲に満ちた、本当に素晴らしい方々ばかり。     18ハブラボの先生ボランティアクラブ100人超の学生が所属。児童支援&障がい者支援等を主な活動とする。岡山大学「茜」岡山大学ボランティア大学生 / 山口純奈

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